よく聞く病名。たとえば、「中耳炎」「扁桃腺」「花粉症」・・・。
でもそれって、本当はどういう病気?そういうこと、よくあるかと思います。
もちろんすぐに診察することが一番いいのですが、「これくらいなら・・・」と思って放置してしまうと、治癒が長引くこともございます。
違った治療方法で悪化させないためにも、ご参考ください。
思い当たる方は、一度診察にいらしてくださいね。
お子さんの行動に注意してみてください。
「最近、声がおおきくなった様に感じる。」
「聞き返すことが多くなった。」
「テレビのボリュームを大きくするようになった。」
いずれも、滲出性中耳炎の疑いがあります。痛みを伴わない中耳炎なので注意しないと気が付かないことが特徴です。もちろん治療の必要があります。
また、「いびきが大きく、呼吸が一時止まる。」ことがあれば鼻の穴の奥、突き当たりにあるアデノイド(咽頭扁桃)、口の中の口蓋扁桃のチェックも必要になります。
「みみの穴が気になりかゆみが強い」
「みみかきが習慣になって1日数回使用する」
など、外耳炎になっているか悪化する可能性があります。7月から9月の夏期に悪化しますので治療が必要です。
「みみ鳴りがする(キーン、ジー、ザクザクなど)」特に、就寝前に寝付けなく、つらい方はご相談ください。
いつも「なにかフラフラする」「肩凝りがつらい」など、めまい疾患に関連している可能性がありますので検査が必要です。
「みみあか」は、おまかせください
「みみ掃除は、お子さんは2~3ヶ月に1回の受診で結構です。特殊な器具を使って採りますので安全です。大人の方は1~2週間に1度、風呂上がり(みみの穴が湿気ている時)みみの穴の入り口から1~1.5cmを綿棒で拭き取るイメージでOKです。みみ掻きで「ガシガシ」は絶対に避けてください。
「1年中、はながつまっている」
「はなの穴が交互につまるような感じがある」
「物の香りがわからない」
「いびきが大きい」
「時々呼吸が止まる」
「はなみずがのどの奥に流れ痰がよくでる」
「風邪をひいた後から上の歯ぐきから頬にかけての痛み」
「黄色いはなみず」
いずれも鼻疾患の症状です。検査が必要になります。
花粉症
「くしゃみ、はな水、はなづまり」症状が始まる前からの加療で楽に過ごせます。1月末から2月始めの受診をお勧めします。
「のどが痛い」
「風邪をひいた後から咳が止まらない。」
「のどに異物感がある」
「口臭が強い」「口が乾く」
「物の味がわかりにくい」
「頬粘膜や舌をよく噛む」
「2~3週間、声がかすれている」
「タバコがなかなかやめれない」
いずれも口腔、喉疾患の可能性があります。検査が必要になります。一度診療にお越しください。診療予約方法はこちらから。
この中耳炎は「みみの痛み」がないのが特徴です。
「聞き返しが多い」「最近、声が大きくなった」「テレビのボリュームをよく上げる」などお子さんの様子にお母様が気を付けていないと見逃されてしまいます。
長期間放置すると難聴になるので注意してください。
「最近ふらつくと思っていたら、急に片みみがつまった」、「朝起きたら、片みみが聞こえない」、「片みみだけつまったようでみみ鳴り(キーン、ジーなど)がする」こんな症状が3日以上持続し改善しない場合は早めに受診してください。
聞こえの神経を植物にたとえた場合、しおれている状態です。早く水をやらないと枯れてしまいます。そうすると聴力は戻りません。
みみの奥には三半規管、内耳という器官があります。
ここが切っ掛けになるめまいのケースがかなりあります。
もちろん眼、頭、肩などと関連してのこともあります。
最近は漢方薬やリハビリを治療に取り入れることで良好な結果が出てきました。
最近、難聴の方と同居されている方からこのような相談を受けました。
本人は「音はなんとか聞こえるが相手が言っている内容がわからない」ということで家族内がギクシャクしている。お互いに言い分があります。
当医院では、補聴器相談医の資格をとおして認定補聴器技能者とタイアップすることでご相談をお受けしています。
花粉症はガマンしても良くなりませんよ。花粉症=アレルギー性鼻炎です。
アレルギー体質なので呼吸をして花粉を吸い込むことで発症します。だから、まずマスク。内服、点鼻薬はその次なのがわかっていただけると思います。また、ガマンすることで夜間に鼻閉が持続すると「ちくのう症=急性副鼻腔炎」を併発します。サラサラはな水がドロドロはな水になったら要注意です。
花粉飛散:花粉飛散量の少ない年もあります。偶数年は少なく、奇数年は多いと覚えましょう。ちなみに2009年(H21)は奇数年でしたので飛散量は多く、今年発症の人も多かったと思います。また、約4年に1回、大量飛散になるようです。植物の不思議です。風邪をひくとはな水が出るもの。
鼻症状の悪化は、夜間の鼻閉の元になり「ちくのう症=急性副鼻腔炎」を併発します。風邪は初期症状のうちに治してしまいましょう。もちろん耳鼻咽頭科でも加療いたします。
「はな水がのどに流れてくる」「後頭部が重く、朝、洗顔の時に下を向くと頬のあたりが痛い」などの症状は副鼻腔炎の可能性があります。
はなの処置、ネブライザー加療が必要ですので受診してください。
女性に多い訴えです。
まずのど仏のあたりまではなから細いカメラを使って確認します。
「ガンではないか」なんて悩んでいても解決しませんよ。まず受診をお勧めします。
最近は、上咽頭擦過療法(EAT)で改善をめざす方法も行っています。
もちろん内科で胸部のチェックを受けるのも大切です。
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが咳の原因になることもありますからご注意ください。
喫煙者は、まずタバコは絶煙(絶縁!)を。
「百害あって一利なし」です。喫煙はニコチンの依存症ですから立派な病気ですよ。
禁煙外来を行っている内科への紹介もしますのでご相談ください。
甲状腺、耳下腺、顎下腺腫瘍など。
超音波検査やセカンドオピニオンへの紹介も致します。
大きないびき、特に10秒以上止まる様なことがあれば検査が必要です。
放置すると高血圧などの生活習慣病に移行することもあります。
実際に寝た状態で自宅で検査ができます。ご相談ください。